今野醸造のご紹介

はじめに

私たちが今野醸造です

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はじめまして、私たちは 明治36年(1903年)創業の有限会社今野醸造 です。
宮城県の北西部に位置する 加美町 にて、代々受け継がれた技と情熱で、味噌・醤油の醸造を行ってきました。

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私たちのこだわりは、「本格派の味」


5代目今野昭夫(みやぎの名工認定) と、熟練の工場長後藤を筆頭に、職人たちが一丸となり、品質への妥協を一切許さず、本格派の味を追求 し続けています。

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その結果、今野醸造の味噌は 全国品評会や鑑評会で数々の受賞歴 を誇り、高級ホテルや有名料理店などでも愛用されています。

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目次

今野醸造の歴史

百二十年以上続く伝統の味噌醤油

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今野醸造は、今野家10代目の今野宇嘉治が明治36年(1903年)に創業いたしました。もともと今野家は、江戸時代よりこの地で農業を営んでおりましたが、明治時代の社会の変化の中で、新たな道を切り拓くべく、味噌・醤油の醸造を手がけるようになりました。

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明治から昭和へ、稲作で培った知識と、この土地ならではの豊かな水や米、寒暖差のある気候を活かし、味噌・醤油づくりに情熱を注いできました。

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受け継がれ、磨かれた名工の技

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現在、5代目の 今野昭夫 と工場長の 後藤 は、仙台味噌の卓越技能士 として 「宮城の名工」 に認定され、その技術と知識を次の世代へと継承しています。

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しかし、伝統を守るだけではなく、私たちの醸造は 常に進化の連続
「昨日より今日、今日より明日、さらに美味しい味を造り出す」という信念のもと、研究と挑戦を積み重ねています。

日本で初めての味噌原料自社栽培への挑戦とSDGs

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私たちは 30年前から味噌の原料となる大豆と米を自社農場で栽培 しています。
日本のほとんどの味噌屋さんは、原料を仕入れて使用していますが、私たちは高品質の味噌を造るため、それでは納得がいきません。

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世界農業遺産に認定された、宮城県 「大崎耕土」 の自社農場で、農薬を通常の半分以下に抑えた環境保全型農業 (みやぎの環境に優しい農産物認証)で大切に育てた原料を使用しています。

こだわりの味噌造りと自社農場をのぞく

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これにより、味噌の風味や品質を根本から支えるとともに、お客様へ「原料の顔が見える」安心・安全な味噌づくり を実現しています。また、私たちの原料自社栽培の取り組みはSDGsにも寄与しています。

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私たちのSDGs活動を見る

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「幸せ」を届ける使命と信念

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私たちは 「幸せはいつも食卓から生まれる」 そう信じ味噌醤油醸造の技術を磨いています
醸造とは、生きた麹菌を操り、味を生み出す仕事です。

どれだけ機械技術が発展しても、その微細な変化を見極め、最適な状態へ導くには、 長年の経験やデータ、伝統の知恵、職人の感性が不可欠です。そのため、今野醸造では 多くの工程を手作業で行い、他社では効率化や原価削減の目的で省かれるような工程も大切に しています。

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例えば そのひとつが、「味噌の切り返し」
発酵途中に味噌へ酸素を供給し、発酵を促す重要な作業で
すが、効率化を追求するならば タンクごと機械でひっくり返すなどの工程で済む ことです。その設備を導入したこともありましたが、それでは 納得のいく味噌の味わいにはならず、すぐに辞めました

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発酵中、味噌の外側・表面と中心部では温度伝達が異なり、発酵の進行にムラが生じます。
それを職人が 手作業で見極めながら、均一になるよう掘り返し、酸素を供給 していきます。


このひと手間が、 より味わい深い味噌 を生み出すのです。
非効率であろうと、私たちはこの道を選びます

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それはなぜか?

私たちは 「幸せはいつも食卓から生まれる」 そう信じ、お客様の幸せを願い味噌醤油を造りお届けしています。

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だからこそ、私たち自身が心から美味しいと思える味を追い求め技術を惜しみなく注いでいるのです。

農林水産大臣賞受賞数日本一(醤油)と味噌の受賞歴

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その飽くなき探求心が生み出した、私たちの醸造技術は全国的に高く評価され、 全国醤油品評会・農林水産大臣賞受賞数 日本一 という快挙を達成しました。

そのほかにも、同賞の史上初となる3年連続受賞など数々の記録を打ち出してきました

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本場仙台味噌醤油鑑評会でも味噌の部、醤油の部と最高賞のダブル受賞はじめ多くの賞をいただきました。

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味噌においても全国や地元宮城で数々の受賞を重ね、その醸造技術の高さが認められています。

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今野醸造の受賞歴を見る

 

世界へ広がる今野醸造の「本物の味」

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近年、私たちの味噌や醤油は、国内だけでなく ヨーロッパをはじめとする海外のシェフ たちからも高く評価され、愛用されています。

本物の味を世界へ。これからも、伝統を大切にしながら、新たな可能性を切り拓いていきます。
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「変わらない伝統」と「進化し続ける味」─それが、今野醸造の味噌・醤油です。

今野醸造のある町 - 宮城県加美町

世界農業遺産「大崎耕土」に抱かれた自然豊かな環境

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私たち有限会社今野醸造は、宮城県の加美町にございます。杜の都仙台より、車で1時間ほどの宮城県北西部に位置し、豊かな自然と伝統文化が息づく町です。町のシンボルであるやくらい山(薬莱山・標高553m)は、「加美富士」とも呼ばれ、四季折々の美しい景観が広がります。

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登山や温泉、農産物直売所などが点在し、地元の恵みを楽しめるスポットとして親しまれています。

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また、この地域は「世界農業遺産大崎耕土」の一部をなし、鳴瀬川の清らかな水、肥沃な土壌、寒暖差のある気候を活かした稲作が古くから受け継がれてきました。独自の水管理システムにより、安定した米づくりが続けられ、味噌や醤油、酒造りの文化も発展しました。加美町の米は、その豊かな自然と伝統的な農法によって、全国的にも高い品質を誇ります。

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また、加美町の伝統行事である「火伏の虎舞」は、江戸時代から続く祭りで、毎年4月29日に中新田八幡神社で行われます。巨大な虎が舞い、火伏せ(火災除け)や五穀豊穣を祈願する勇壮な舞は、地域の誇る文化遺産で毎年全国からも多くの方が来られます。

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加美町は、世界農業遺産の大崎耕土の一部として受け継がれる農業と、歴史ある文化が共存する魅力あふれる町です。