今年も味噌原料の自社栽培がはじまりました!!

  • 投稿日:
  • by

無添加 仙台味噌 糀味噌 「あなたのために」の原料栽培

皆様、本当にいつも温かい応援の数々ありがとうございます!!

大震災があり、今年の味噌の原料作付けも一時は断念かと思われましたが、

お陰様で何とか開始できました!!本当にありがとうございます!!

早速、4/10より田植の準備が本格始動しました。

その様子をUPしますので、是非ご覧頂ければと思います!

narasi.jpg震災当日の3/11日に、水に漬け発芽の準備に入っていた、種もみです。

水分を乾かし、苗床に植えていく準備をしています!

天気も良く皆、すがすがしい一日を過ごしました。

momi.jpg

これが、発芽した米の種になるものです。見て解るように、先から白い突起物がでています。

これが、発芽の第一歩です。これを見た瞬間、なんだか嬉しくなりました。

tuti.jpg

 フォークリフトで苗床の土を運び出します。苗床用(種の下に敷く土)2トン。

ふく土(種の上に敷く土)1トン準備しました。

これは、いわば、米の赤ちゃんのベビーベットに敷く、敷き布団と掛け布団です。

fork.jpg

この様に、土を種まき機械の上から流れるようにセッティングします。

te.jpg

これが、種もみです。嬉しそうですね♪みんなこの日は本当に嬉しそうな顔をしていました☆

hitome.jpg

これが、ひとめぼれを植えた苗床です。土の下に先ほどの種もみが植えられています。

元気に育ってくれよと心で願うばかりです。

hatuga.jpg

 種もみを植えた、上の写真の苗床は、さらに発芽しやすいようこちらのハウスに入れていきます。

下にある緑の箱状のものには、水が入っていて加熱することで水分が蒸発します。

その水分を逃がさず、温度を温めるためにハウスを締め切ります。

いわば、サウナというところです。

nae.jpg

 日付は変わり4/14です。

サウナ状態のハウスに入れ、4日後にはこのようなまで成長します!!

かなり、発芽し元気に育ってくれました。

今は黄色身をおびていますが、時間をかけ徐々に緑になっていきます。

しかし、米の苗は非常にデリケート。このまま外に放置すればすぐに駄目になってしまいます。

これから5月初旬の田植に向けてゆっくり成長させるため、急いでハウスに運びます。

me.jpg

これが、発芽した苗です。米の先にあったあの白い突起物が4日でこんなに成長しています☆

hausu.jpg

 さあ、苗床がハウスに運びこまれました。この日第一弾目とし、約1500枚の苗床をならべます。

このように、綺麗に整列させていきます。

sito.jpg

ある程度並べたら、上に白いシートをかけていきます。

先ほどもあったように、苗は非常にデリケート。

まだまだ、寒さの残る東北の気候と乾燥から苗を守るためかけていくのです。

ちなみに、このハウスは約50mlですので、シートも50mlになります。

東北はまだまだ寒いとはいえ、この日は晴天でハウスの中は非常に暑く、私も汗だくでした。

ここから、5月の初旬に開始する田植のときまで、水分や温度を管理し丈夫な苗に育つよう、

神経と手間と愛情を注いで育てていきます。

tanbo.jpg

ハウスに第1弾の苗を運んだ4/16。

次は、田んぼの手入れです。トラクターで東京ドーム○○倍の田んぼを全てならしていきます。

ちなみにトラクターの運転は当蔵元当主であり社長の昭夫です。

何日もかけ、田んぼをならしていく作業は、根気が勝負です。

sora.jpg

来月の米の田植後、6月には大豆の栽培が始まり。秋まで無事に育ってくれれば収穫となります。

それまで、蔵人は毎日、水田・畑を巡回し無事育つよう手をかけていきます。

当蔵元の栽培は、宮城県減農薬栽培認証制度を導入し、余計なものを使わず安心安全を追求

しています。

ですから、この原料栽培、相当な手間が掛かるのは本当のところです。

普通の味噌つくりと比べると、実際100倍近い手間や工程が掛かっているため、

はっきり言ってしまえば大変です。

しかし、当蔵元の信念と、最高の品質、本来の仙台味噌のあり方を追い求めるべく、

これから先も誇りと自信を持って後世に伝えていくつもりです。

原料栽培の様子は、後にHPに見やすくUPする予定ですのでこれからも、

是非ご覧いただければ幸いです。

最後に、震災後なんとかここまで来れたのは、暖かい応援や激励を頂戴しました皆様、

めげずに頑張ってくれた当蔵元の蔵人皆のおかげです。

絶対に、この原料を育て上げ、来年も美味しいお味噌に仕込み上げますので、

楽しみにお待ち下さいませ!!

本当にありがとうございました。 

 

今野醸造 ホームページ https://www.e-miso.com/