TPP参入について

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さて、次は真面目な話題のブログを書かせていただきます。

TPPについての、あくまでも私個人の見解でございます。

現在、参加意向を政府が示しておりますTPP。

簡単に言うと、参加加盟国間での輸出輸入に関しての関税が撤廃されることにより

貿易のバリアフリー化が出来るそんな条約です。

このTPP参入においては、工業特に円高で苦しむ自動車や電気機器産業などに置いては

非常に好都合。関税が撤廃されることで、市場の大きいアメリカなどの各国に輸出した際、

販売コストダウンが計れ、買いやすくなる=売れるとの見込みを立てているからです。

確かに品質の良い日本車は海外では高級車同様決して安くはありません。

アメリカの道路を走っていると昭和・平成元年モデルの日本車が大量に走っています。

それが、関税撤廃において新車でぐっと安くなれば買い替えやすくもなりますよね。

しかし、今問だたされております、農産業や医療に関してはいかがでしょうか?

現在、政府の試算では農業だけで4兆ものマーケット、そして350万人の雇用失われるとの

見解です。

それはなぜでしょうか?

その根本となるのは、農地の広さの問題です。

日本とアメリカでは、ご存じのとおり農地の規模がまるっきり違います。

もちろん国土も、とてつもなく大きさが違います。

広大な農地で、機械化を図れば栽培収穫効率も高く製造コストが大幅に安価になるため、

非常に安く栽培収穫ができるのです。言ってみれば大量生産てやつですね。

現在までは、日本の農業の代表作物である米の国内需要と農産業を守るため

米には特別な輸入関税がかけられているため多少なりとも日本のお米は市場を守れてい

ます。ちなみに約778%相当の従価税になります。

分かりやすく言うと、1kgのお米に402円の基本税率がかけられているのです。

とても高い従価税、基本税率になっているのがわかります。

しかし、TPP参入によりこの778%は撤廃。ただでさえ、安く販売できている輸入米が

破格の価格で日本に輸入されてくるのです。

特に輸入米は、スーパーなどの小売りではあまり見かけませんが、多く加工用とし使用さ

れています。加工用ですので、大量に使用されます。そして、輸入米を使用した商品は

大幅なコストダウンが可能となり、こだわりの原料などを使用し商品展開や開発をしてきた

6次産業者、そのために原料栽培している1次産業者2次3次・・・と、大きな価格破壊の波

に襲われてしまいます。

結果損失が、4兆そして320万人どころではなくなるのが目に見えます。

つまり、最終的には日本の食産業そして、そこで働くみんなの家庭までも窮地に陥るので

す。

では、日本米を輸出してみてはどうだろう?という見解もあるかもしれません。

しかし、日本米はただでさえ製造原価が非常に高く、たとえ関税フリーになったところで、

世界に通用できる価格で今までの日本米の市場をカバーするマーケットがあるのでしょうか?

効率化しようも農地改良(広大にしようとしても)は、日本の農地では海外のような農地は

全面展開できません。

特に現在、お百姓さんは後継者不足が深刻です。減反や、農地の税金、機械や資材を維持

するだけでも一苦労なのが現状です。

また、高齢化しているお百姓さんに輸入に関する業務が円滑に行えるでしょうか?

商談から取引、代金の回収もろもろ様々な目に見えない労務がそこにはあります。

一年のほんの僅かしか使用できないコンバインは1000万円、その他米作に必要とされる機械

を揃えるだけでも軽く2000万円以上は必要となります。そのほか毎年税金が課税されます。

現在、365日専業農家とし体を駆使し、農業を継続させている農家さんも年収400万代が普通

なのです。農家によっては赤字で米を栽培している方もおられます。

その中で、農地や機械継続のため税金や資金を繰り越さなければならないことがいかに大変

かわかりますよね。

政府には全ての関税をフリーにするのではなく、きちんと日本の守るべきものを守る施策を立て

交渉してもらいたく

思います。リスク回避と有用分野の飛躍への道筋をきちんと明確にした交渉体制を示してほしく

思います。

特に、震災や放射能での問題が解決されず東北はたまた東日本の農地も大きな被害を受けて

います。

失った農地、あふれる遊休地、これから農業を続けられるのかと、多くのお百姓さんは今も不安

をかかえています。

その問題が何も解決されず、政府の確かな方針が表れていない中、このようなTPP参入への

意向は残念でなりません。まずは、日本の農産業に関する土台と市場を復活させ、自立させた

うえでしっかりと慎重に参入意志をださなければならないのではないでしょうか?

日本の農産業が不安定な中、このような決断意志を示しているのには非常に落胆を隠せません。

日本の農業が世界に誇れる技術そして、品質を確立すべく、これからの担い手を育てるのが先だ

と考えます。

これではますます、後継者も現れなくなる夢の無い産業になってしまいますね。

大豆や医療に関しても同様です。

世界の舞台に出るには、きちんとした基礎を固めなければなりません。

張りぼての土台ではいつか崩れてしまうのではないでしょうか?

夢のある日本の農業!食産業!医療!をこれからの私たちに示してくれないでしょうか。

あくまでも、わたくし個人の想いと見解ですが・・・。

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このページは、e-misoが2011年11月 9日 21:47に書いたブログ記事です。

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