第1章・・・米の栽培

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まだ、東北は冬の気配が残る3月初旬。
今年も、本格的に米の栽培準備が開始されます。
米の種となる、種モミを網状の袋に入れ、水の中でゆっくり発芽させていきます。
 

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4月初旬、1ヶ月ほどかけて準備してきた発芽した種モミです。
モミの先端に小さな白い芽が生えているのがわかりますか?
この発芽が米栽培の第1歩になります。
 

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ここから本格的な米栽培を開始していきます!

発芽した種モミから、まずは余分な水分を取るため軽く天日干し。

 

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さて、次の工程はこれです。

はて?!この機械で一体何をやっているのでしょうか?

では、近寄って見てみましょう!
 

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実はこれ、先ほどの種モミを成長させるための育苗箱とよばれるものです。

種モミの下の土は、敷布団的存在の「培土」。

その上に、種モミを撒き、水をかけてあげる。

そして、最後にこの上に「覆土」と呼ばれる掛布団をかけてあげる。

実は、種モミをそのまま田んぼに撒くのではなく、このお米のベビーベットで、

一旦成長させてあげるのです。
 

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これが、覆土をかけた育苗箱。

2日ほどかけ、数千枚の育苗箱に植えていきます。(肉体疲労レベル★☆☆)

そして、この育苗箱を発芽に適した温度、湿度に保ったハウスに移し、

待つこと1週間・・・。
 

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1週間経つと、このようにモヤシの様な、芽が出てきます!

この時点で、4月中旬。まだまだ寒い東北では慎重に素早く

次の工程の、生育用ハウスに移さなければなりません。

 

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ハウスに一枚一枚丁寧に並べ、乾燥と冷えを防ぐため急いでシートで覆います。

実は、このハウスの地面になる土も、生育に大きく関わるため、水平になるよう均しています。

そして、温度管理・水分管理を行い育てること1ヶ月・・・。

 

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5月の連休直前頃には、青々とした美しい苗に成長します!

いつ見ても爽快な一面緑色です!
 

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毎年、5月の連休であるゴールデンウィークには田植えが開始されます!

早朝4時から開始し、水をたっぷり吸って成長しかなり重くなった育苗箱

数千枚を1枚1枚トラックに移し、田植えの行われる田んぼに運びます。

米の栽培で一番何がキツいかと言ったらこの工程!

肉体疲労レベル ★★★ 星3つ!!

しかし、実りの秋に向けて頑張らなければいけません!

そして日本の食を守るためにも、たとえ困難であっても米を栽培するのです。
 

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田んぼでは、田植え隊が田植えの真っ最中です!

この田植え機械の運転はなかな難しい。

道路のように目印もなければ中央線もなく、水面を走るのでとにかく

真っ直ぐ進むことが難しい。熟練された運転能力が必要です。

約4日間をかけ田植えを行います。

そして、夏まで毎日の様に田んぼを巡回し水量を管理。

週末には、病気にならないよう、水田周辺の草刈を繰り返します。
 

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夏も本番となる8月になると、徐々に実のついた稲穂へと変化し始めます。

美しい緑と黄色のコントラストが夏の太陽で照らされ辺りは爽快な雰囲気。
 

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そして、9月下旬・・・

秋の足音と共に、あの爽快な緑が徐々に黄金色に変化していきます。

たわわに稲穂が実っていますね。

 

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10月、私達の住む大崎平野は黄金色に染まり、何とも言えない秋の香りが

一面を覆います。いよいよ、米栽培の集大成、稲刈りの開始です!

3月の準備開始から約7ヶ月・・・大切に育てた稲を1週間ほどかけて収穫していきます。

 

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収穫した米はすぐに一晩かけて乾燥していきます。

うまい米、そして美味い味噌になることを願って・・・。

味噌造りへの道はまだまだ遠く果てしなく続きます。